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日本代表vsスペイン代表 対戦成績ガイド

David Recalde ダビッド・レカルデ | | 約8分
日本代表とスペイン代表のエンブレムが対峙するイメージ
日本代表とスペイン代表は、A代表・五輪代表を合わせて過去4度対戦し、2勝2敗の五分の成績です。2001年の完敗から、2012年ロンドン五輪の「グラスゴーの奇跡」、2021年東京五輪でのスペインの雪辱、そして2022年カタールW杯の歴史的勝利「ドーハの歓喜」まで、両国の対戦史を試合ごとに徹底解説します。
目次
  1. 1. 日本代表とスペイン代表、知られざる好カード
  2. 2. 2001年:最初の対戦で痛感したスペインの壁
  3. 3. 2012年ロンドン五輪:「グラスゴーの奇跡」
  4. 4. 2021年東京五輪:延長で涙をのんだ準決勝
  5. 5. 2022年カタールW杯:「ドーハの歓喜」
  6. 6. 対戦を彩った選手たち
  7. 7. なぜ日本はスペインに勝てるようになったのか
  8. 8. 歴代対戦成績まとめ

日本代表 vs スペイン代表 サッカー対戦成績完全ガイド|歴代の激闘とドーハの歓喜まで

日本代表とスペイン代表、知られざる好カード

日本代表とスペイン代表は、これまでA代表・五輪代表を合わせて4度対戦し、2勝2敗の五分という拮抗した成績を残しています。対戦数こそ多くありませんが、その内容は日本サッカー史に残る名勝負ばかりです。2001年の完敗から始まり、2012年ロンドン五輪の大金星、2021年東京五輪でのスペインの雪辱、そして2022年カタールワールドカップでの歴史的勝利まで、両国の対戦は常に大きな注目を集めてきました。

スペイン代表そのものについて詳しくは「スペイン代表完全ガイド」もあわせてご覧ください。本記事では、日本代表との対戦史そのものに焦点を絞り、試合ごとに振り返ります。


2001年:最初の対戦で痛感したスペインの壁

日本代表とスペイン代表の記念すべき初対戦は、2001年4月25日、スペイン・コルドバで行われた国際親善試合でした。当時のフィリップ・トルシエ監督は、格上のスペインを相手に5-3-2の守備的なシステムを採用して臨みましたが、試合終了間際の89分にルベン・バラハに決勝点を許し、0-1で敗れました。

W杯初出場(1998年フランス大会)を経てまだ間もなかった当時の日本にとって、この試合はヨーロッパの強豪との実力差をあらためて突きつけられる一戦となりました。

2001年、コルドバでの親善試合。スペインの選手(左)と日本の選手(右)


2012年ロンドン五輪:「グラスゴーの奇跡」

11年の時を経て、日本は思わぬ形でスペインに雪辱を果たします。舞台は2012年ロンドン五輪、サッカー男子1次リーグ初戦。試合会場はロンドンから遠く離れたスコットランド・グラスゴーのハムデン・パークでした。

前半34分、コーナーキックのこぼれ球を大津祐樹が右足で押し込み、日本が先制。さらに前半終了間際、スペインのイニゴ・マルティネスが退場となり、スペインは数的不利を抱えたまま後半を戦うことになりました。日本は永井謙佑のスピードでスペインの最終ラインを再三かき乱し、そのまま1-0で逃げ切ります。

当時のスペインはユーロ2008・W杯2010・ユーロ2012を制した「無敵艦隊」の絶頂期にあり、この金星は日本国内外で「グラスゴーの奇跡」と呼ばれました。ただし選手たちは「奇跡ではなく必然の勝利」と語っており、この試合を足がかりに日本は44年ぶりとなる五輪サッカー準々決勝進出を果たします。

2012年ロンドン五輪、大津祐樹(背番号7・OTSU)の決勝点を喜ぶ日本代表


2021年東京五輪:延長で涙をのんだ準決勝

日本が雪辱を果たしたロンドンから9年後、東京五輪の舞台でスペインが今度は日本を上回ります。2021年8月3日、埼玉スタジアムで行われた準決勝は、90分を終えてスコアレス。両者譲らぬまま試合は延長戦に突入しました。

決着がついたのは延長後半、115分のことでした。ゴールエリア右でボールを受けたマルコ・アセンシオが鋭く切り返し、左足でゴール左隅を射抜きます。日本は主将・吉田麻也を中心に最後まで粘り強く守りましたが、0-1で敗戦。地元開催の五輪でのメダル獲得、そして悲願の決勝進出はかないませんでした。日本はこの後、3位決定戦に回ることになります。

2021年東京五輪準決勝、ゴール前で競り合う日本とスペインの選手たち


2022年カタールW杯:「ドーハの歓喜」

日本代表とスペイン代表の対戦史において、最も語り継がれているのが2022年カタールワールドカップでの一戦です。

「死の組」を勝ち抜くための一戦

2022年12月1日、グループE最終節。日本は初戦でドイツを2-1で破る大金星を挙げていましたが、この日スペインに敗れれば決勝トーナメント進出を逃す可能性がある、まさに正念場の試合でした。

試合は前半11分、スペインのアルバロ・モラタが右からのクロスに高い打点のヘディングで先制。優勝候補の一角であるスペインが試合を優位に進めるかに見えました。

堂安・田中の逆転劇と「三笘の1ミリ」

しかし後半、日本はわずか3分間で試合をひっくり返します。48分、堂安律が鋭いシュートを突き刺して同点に追いつくと、その3分後の51分、決勝点が生まれました。

右サイドから堂安のクロスがファーサイドに流れると、ゴールラインぎりぎりでボールに追いついた三笘薫が、体を投げ出すようにして折り返します。最後は田中碧がこれを押し込み、日本が2-1と逆転に成功しました。

三笘の折り返しがゴールラインを割っていたのではないかという疑惑から、この場面は長時間にわたるVAR検証の対象となりました。複数のカメラアングルではボールが完全にラインを割っているようにも見えましたが、最終的にボールの一部がラインにかかっていたと判定され、ゴールが認められます。この一連のプレーは「三笘の1ミリ」として日本中で語り草となり、スペインメディアからは「これまでのワールドカップで最も物議を醸したプレー」と評されるほどの議論を呼びました。

物議を醸した「三笘の1ミリ」。ゴールライン際のボールと選手たち

歴史的勝利がもたらしたもの

2-1で勝利した日本は、グループEを首位で通過し、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。同時に、この結果によりドイツもグループステージ敗退が確定し、日本は同じグループステージでW杯優勝経験国を2つ(ドイツ・スペイン)撃破するという離れ業を成し遂げます。

この歓喜は日本国内で「ドーハの歓喜」と呼ばれています。これは、1993年に日本がW杯初出場を逃した悲劇的な敗戦「ドーハの悲劇」を意識した呼び名であり、同じ「ドーハ」の地で歓喜に転じたことから、日本サッカーの歴史における象徴的な言葉として定着しました。

2022年W杯、逆転勝利を喜ぶ日本代表の選手たち


対戦を彩った選手たち

  • 大津祐樹:2012年ロンドン五輪、グラスゴーでの決勝点。日本にとって最初の大金星の立役者。
  • マルコ・アセンシオ:2021年東京五輪の準決勝、延長115分の決勝点でスペインに雪辱をもたらした。
  • 三笘薫・田中碧・堂安律:2022年W杯の逆転劇を演出した3人。三笘のアシストと田中の決勝点、その前段の堂安の同点弾がなければ「ドーハの歓喜」は生まれなかった。
  • アルバロ・モラタ:A代表同士の対戦(2001年以降)でスペイン側が記録した唯一のゴールを2022年W杯で決めている。

三笘薫や堂安律をはじめ、日本代表の主力選手の多くはヨーロッパ各国のリーグで実績を積んできました。スペイン国内リーグの詳細は「ラ・リーガ完全ガイド」でも解説しています。


なぜ日本はスペインに勝てるようになったのか

2001年の完敗から2022年の歴史的勝利まで、その差を縮めた背景には、日本人選手のヨーロッパ移籍が一般化し、トップレベルの強度に慣れた選手が代表チームの主力を占めるようになったことが挙げられます。三笘薫(ブライトン)、田中碧(デュッセルドルフ、当時)、堂安律(フライブルク、当時)はいずれも欧州でプレーする選手であり、彼らが体現した高い技術と冷静な判断力は、2001年当時の日本代表にはなかったものです。

また、2022年W杯でグループステージからドイツ・スペインという優勝経験国を連破した森保一監督の采配も、勝負どころでの選手交代やシステム変更が的中した好例として高く評価されています。サッカー観戦時に使えるスペイン語のフレーズは「サッカー用語でスペイン語を学ぼう」でも紹介しています。


歴代対戦成績まとめ

日付大会結果会場
2001年4月25日国際親善試合スペイン 1-0 日本コルドバ(スペイン)
2012年7月26日ロンドン五輪・1次リーグ日本 1-0 スペインハムデン・パーク(グラスゴー)
2021年8月3日東京五輪・準決勝日本 0-1 スペイン(延長)埼玉スタジアム
2022年12月1日カタールW杯・グループE日本 2-1 スペインドーハ(カタール)

A代表同士の対戦成績:1勝1敗の五分。五輪代表を含めると2勝2敗で、完全に互角となっています。

ご注意: 2026年8月時点で、日本代表とスペイン代表の次戦の予定は確認されていません。新たな対戦が発表された場合、本記事は随時更新します。

出典

よくある質問

日本代表とスペイン代表はこれまで何回対戦しましたか?
A代表と五輪代表を合わせて、記録に残る対戦は2001年・2012年・2021年・2022年の4試合です。A代表同士の対戦は2001年と2022年の2試合のみです。
日本はスペインに勝ったことがありますか?
はい、2度あります。2012年ロンドン五輪(1-0)と2022年カタールワールドカップ(2-1)です。いずれも日本サッカー史に残る歴史的勝利として語り継がれています。
対戦成績はどちらが上ですか?
A代表同士は1勝1敗の五分です。五輪代表同士の対戦を含めると2勝2敗となり、完全に互角の成績です。
2022年ワールドカップの「ドーハの歓喜」とは何ですか?
2022年12月1日、カタールワールドカップ グループE第3戦で、日本が前半に先制を許しながら後半に堂安律と田中碧のゴールで逆転し、2-1でスペインを破った試合を指します。この勝利により日本はグループ首位で決勝トーナメント進出を決めました。
「三笘の1ミリ」とは何ですか?
2022年W杯で日本の決勝点となった田中碧のゴールの起点となった、三笘薫のプレーを指します。ゴールラインぎりぎりで折り返した三笘のボールがラインを割っていたかどうかVARで長時間検証され、際どい判定の末にゴールが認められたことから、このように呼ばれるようになりました。
「グラスゴーの奇跡」とは何ですか?
2012年ロンドン五輪サッカー男子1次リーグで、日本のU-23代表が優勝候補の一角だったスペインを1-0で破った試合の呼び名です。試合はイギリス・グラスゴーのハムデン・パークで行われました。

免責事項 本記事は執筆時点で入手できる最善の情報をもとに 作成しています。ただし、料金・営業時間・入場条件・ 法規制などは予告なく変更される場合があります。 重要な判断をされる際は、必ず公式サイトや 関係機関で最新情報をご確認ください。 スペイン倶楽部は記事内容の正確性を保証するものではなく、 本記事の情報を参考にした結果について いかなる法的責任も負いません。

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